分析シート・確認テスト |
中学受験の算数については、多くの塾教材または市販教材がありますが、その中でも基礎固めとして最も
優れているのは「予習シリーズ」だと思います。
「予習シリーズ」は、問題の質が良く、量も適度で、非常に効率的な学習を行うことができます。
また、非常に多くの受験生から使用されている教材でもあります。
ですので、四谷大塚以外の塾に通われている方も、この「予習シリーズ」を補助的に使用することで、効果的・効率的に
入試対策を進めていくことができます。
しかし、そうは言っても「予習シリーズ」を学力や目的に応じて効果的に利用するのは、意外に難しいものです。 私も多くの方に「予習シリーズ」を行うことをお勧めしてきましたが、その中で「こういうものがあれば、便利なのに・・・」 と思っていたものがあります。 そして「それなら自分で作ってしまおう」・・・ということで作成したのが、次の「分析シート」と「確認テスト」です。 @分析シート(重要度・難易度) 「予習シリーズ」の例題・基本問題・練習問題を、重要度・難易度により、それぞれ3段階に分類しています。 この「分析シート」を使用することで、学力や目的に合わせて「予習シリーズ」の問題を選び、効率的に学習することができる ようになります。 A確認テスト 「予習シリーズ」の各単元に合わせて、テスト形式の演習問題を作成しています。 名前は「確認テスト」ですが、理解度を確認するため・・・というよりも「早い段階で入試レベルの問題に慣れること」 「実戦的な力を身につけること」を主な目的としています。 内容は「予習シリーズ」のその単元の範囲で、実際の入試問題または入試レベルの問題集から、最も重要だと思われる問題を 5問ずつ選んでいます。(単元によっては5問を超えることもあります。) 入試レベルの問題ですので、当然、難易度は高めになっています。 なぜ「予習シリーズ」の復習問題にしていないのかと言うと、そういう問題であれば「演習問題集」などを使えば行うことが できるから・・・というのが1つの理由です。 そしてそれよりも重要な理由は、「予習シリーズ」の問題を行うだけでは、実際の入試問題を解くための実戦的な力が、 十分には身につかないからです。 たとえば、四谷大塚のテストに照準を合わせるのであれば、あくまで「予習シリーズ」に絞り、その類題を(演習問題集などで) 行って理解を固めていく方が、良い結果に結びつきます。 しかし入試に照準を合わせるのであれば、「予習シリーズ」と並行して入試問題を行っていくことで、入試までの長い目で 見た場合、より効果的・効率的な学習を行うことができます。 また、各単元の最も重要だと思われる問題を集めていますので、直前期の総復習としても、かなり効果があります。 Bその他 当コースでは、上記の@Aをセットにして「予習シリーズ」の学習を進めていただきます。 なお、総合回につきましては作成しておりませんので、ご了承下さい。 |