問題が解けない原因と対処法
問題が解けないからと言って、深く考えずに「基礎固め」に
走ったり、無理やり理解しようとするのは危険です。一口に
「問題が解けない」といっても原因は1通りではなく、それ
によって効果的な対処法が違うからです。
「問題が解けない原因」には、次の3通りが考えられます。
(1)前提となる知識がない(不足している)
(2)前提となる知識が不完全である
(3)前提となる知識はあるけれど応用できない
原因を特定するには、1ランク下の(基本の)課題を行うと
はっきりします。
1ランク下の課題を行って、解けない問題が多いのであれば、
原因は(1)です。
解けることは解けるけれど、解法を思い出しながら解くため
時間がかかってしまうのであれば、原因は(2)です。
時間をかけず反射的に解けるのであれば、原因は(3)です。
(1)の場合、さらに1ランク下の課題を行い、上と同様に
原因を特定していく必要があります。
(2)の場合、1ランク下の課題を反射的に解けるようにな
るまで反復練習する必要があります。
(3)の場合、今の課題を変更する必要はありません。解説
を読んだり、質問するなどして、理解していきます。
解けない原因の見極めを誤ることによって、非効率的な学習
を行っている受験生が少なくありません。
時間をかけているのに成果が出ない・・・という方は、この
ようなことを意識してみてはいかがでしょうか。
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