中学受験算数専門のプロ家庭教師・熊野孝哉の公式サイト

中学受験算数専門のプロ家庭教師・熊野孝哉の公式サイト 印刷用表示 |テキストサイズ 小 |中 |大 |

中学受験の戦略

中学受験算数専門のプロ家庭教師・熊野孝哉の公式サイト

| HOME | 短期間で実力の底上げをするには・・・ |

更新日 2017-09-16 | 作成日 2011-06-01

短期間で実力の底上げをするには・・・

算数の問題演習は、普通は「アウトプット(問題を解く)」
→「インプット(解説を読んで理解する)」の順番で進めま
す(方法A)が、例外的に「インプット」→「アウトプット」
の順番で進める(方法B)、または「インプット」のみで進
める(方法C)方が良い場合もあります。

方法B、Cが向いているのは、短期間で実力の「底上げ」を
目指す場合です。方法Aだと3ヶ月かかる内容を、方法B、
Cだと1ヶ月で終えられることもあります。

例えば、6年生9月頃から「中学への算数」(以下「中数」)
を始める場合、塾の課題との兼ね合いもあり、中数の問題を
1問ずつ解いていくこと(方法A)は時間的に厳しく、負担
も大きくなります。また(個人差はありますが)1年分を終
えるのに5、6ヶ月かかるとすれば、入試までに1通り終わ
るかどうかも微妙ですし、2巡目を行ったり、バックナンバ
ーに手を出すことも難しくなります。

一方、解説を精読のみで進める(方法C)場合、2ヶ月あれ
ば1年分を終えられますので、2巡目を行ったり、バックナ
ンバーに手を出すことも十分に可能です。6年生4月頃から
中数を始めるのであれば、方法Aでじっくり取り組んでいく
のも良いのですが、9月頃から残り5ヶ月で集中的に知識
(解法)を補強したいという場合には、方法Cが向いている
のではないかと感じます。

また「四科のまとめ」や「プラスワン問題集」について、実
力的には時期尚早(全体の2割くらいしか解けない、など)
かもしれないが、そうも言っていられない(入試に間に合わ
ない)という場合には、方法Bが向いているでしょう。実際、
私も今年、何人かの受験生に、夏休みの授業で上記の問題集
を1時間に20~25問のペースで解説し、その後に解き直
しをしてもらう・・・という方法で進めましたが、既に解き
直しも終えて(問題集を)仕上げた子もいます。解き直しの
時間を含めても(方法Aに比べて)かなりの時間を短縮でき
たように感じます。

方法B、Cには「短期間で底上げできる」ということ以外に、
「効率的な解法が身に付きやすい」という利点もあります。
方法Aは(実際に解いている分)定着はしやすいのですが、
我流の遠回りな解法で理解してしまって、解けるけれど時間
がかかる・・・ということもあります。方法B、Cでは、基
本的に最短距離の解法を理解していくので、定着した問題に
ついては1問2分程度で解けるようになりますが、方法Aだ
と5分以上かかってしまい、ミスもしやすい・・・というこ
とが少なくありません。

方法B、Cは、万人向けではありませんが、方法の1つとし
て、また次善の策として、試してみる価値はあるのではない
かと思います。

※下記のブログで今回の記事の補足的な内容を書きましたの
で、興味のある方はそちらもご覧ください。

http://tkn910.blog90.fc2.com/blog-entry-3.html


■メールマガジン
中学受験算数の攻略法をメールマガジンで配信しています。
希望される方は、こちらからご登録ください。
https://i-magazine.jp/bm/p/f/tf.php?id=tkn910