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更新日 2017-08-10 | 作成日 2011-06-01

学習法は固定せず、修正を繰り返す

私は家庭教師では、生徒の学習法を月に1、2回は見直して、小さな修正を繰り返すようにしています。短期間でも状態・状況は変わり、同じ方法を続けていると、どうしても効率が少しずつ悪くなってしまうからです。

私は生徒の課題の進捗状況(全体の何%の問題が解ける状態になったか)の推移を記録していますが、この数値は課題が進むほど上がりにくくなります。後になるほど難しい問題が残り、最初と同じペースを保つのが難しくなるからです。

例えば、ある問題集を「90%以上解けるようにする」という目標を設定して取り組み、進捗状況が1週間ごとに15%→30%→45%→55%→62%→68%→73%→77%→80%→・・・となったとします。

この後、当初の目標に向けて続ければ、90%に到達するのにさらに1ヶ月前後かかることが予想されますが、それだと1ヶ月で10%しか上積みできないことになります。また、既に解ける状態になった中から(忘れるなど)抜けてしまう問題も出てきますので、実質的な数値はもっと低くなります。

上のような状況の場合、私はペースが落ちてきた60%前後の時点で一旦終了して、他の課題に変更します。そして2、3ヶ月後に(この問題集に)戻って残りを進めれば、ペースが上がります。

このような調整を行うことで、同じ成果を得るのにかかる期間が短縮されるだけでなく、精神的な負担も軽くなり、モチベーションも上がります。

はっきりした方向性やノウハウがない状態で学習法の変更を繰り返すのは危険ですが、上の例のように学習法を固定することで効率が悪くなることも少なくありません。

特定の課題が頭打ちになっているなど、効率が落ちていると感じている方は、試しに月1、2回程度、学習法を見直してみてはいかがでしょうか。


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