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更新日 2017-08-10 | 作成日 2011-06-01

残り数ヶ月で逆転するには・・・

6年生は今の時期、本格的に過去問演習を始めたり、難関校であれば、学校別模試を受験したりします。

学校別模試でA判定(合格可能性80%)が出て、過去問でも合格点を安定して取れているのであれば、残り数ヶ月の作戦ミスや入試本番での不運さえなければ、かなりの確率で合格できますが、そういう受験生は少数派です。

学校別模試の合格可能性が50%であれば80%、20%であれば50%のレベルを目指して、実力を底上げする必要があります。過去問についても同様です。

ただ、現実として受け止めるべきなのは「今まで通りの方法では限界がある」ということです。「とにかく頑張るしかない」と考える人が多いのですが、周りも頑張っているわけですから、それだけで大きな逆転を狙うのは難しいです。

また、大部分の受験生(特に難関校受験生)は、既に限界に近いところまで頑張っていますので、例えば「今以上に勉強時間を増やす」というのも、現実的ではありません。

勉強時間を増やさずに成果を上げるには、方法を変えて勉強の質・量を改善する必要があります。まずは、この意識が大切です。

短期間で算数の実力を底上げする、最も有効な方法は「知識の補強」です。ここで言う「知識」というのは「問題の解法パターン」のことで、具体的に言えば「解説を読んで、解法をどんどん吸収していく」ということになります。

中学受験算数では、知識が多ければ多いほど有利です。実際、偏差値70の受験生が初見だと解けない問題でも、偏差値50の受験生が(解法を知っていれば)3分で解けるということが多く起こります。

筑駒、開成をはじめとする最難関校合格者を見ていて、彼らに共通しているのは「知識が多い」ということです。受験生全体で見ても、算数の実力と知識の量は、かなり比例します。

以前、ブログでも紹介しましたが、「プラスワン問題集」の望月先生も受験生に向けた記事で次のように書かれています。

・算数オリンピックのファイナル経験者が初めて解いて30分以上かかる問題でも、解き方を知っていれば誰もが5分で解ける、ということがいつも起こる。

・キミが6年生であれば、解き方が分からないまま残しておくわけにはいかない。長時間考え悩む時間もない。(中略)解けなかった問題は解説を読むことにした方がよい。

「知識の補強」を成功させるコツは「完璧を目指さない」ということです。例えば「中学への算数」の「日日の演習」で知識補強を行う場合、解説を20問読んだとして、その内の10問が吸収できれば良い・・・というくらいの姿勢で取り組む(その分、1問に時間をかけずに、どんどん進める)方が、結果的に吸収できる知識量は多くなります。

また、解説の細かい部分まで確認しようとするよりも、大まかな解法の流れを押さえる・・・という姿勢で取り組む方が効率的です。

入試本番において、知識は「ヒント」の役割を果たします。知識が多い受験生は「ヒントを多く与えられた状態」で問題を解いているようなものです。

逆転合格を目指す方は、これだけが(方法として)正解だというわけではありませんが、知識補強も1つの有効な方法として、検討されてみてはいかがでしょうか。


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