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更新日 2017-09-16 | 作成日 2011-06-01

算数の学習効率を上げる方法(前編)

私が受験指導において最も重視しているのは、学習効率を上
げることです。

学習効率の向上については色々な方法論がありますが、私は
基本的に極端な方法は避けています。

オーソドックスな中で学習効率を上げること、そしてそれを
習慣化することを目指しています。

効率向上には量・質の改善が必要ですが、今回は前編として
量を改善する方法を紹介します。

量の改善というのは、現在の学習内容(主に塾の課題)につ
いて、簡単に言えば「無駄を減らす」ということです。

例えば「難関校対策には○○という教材が良い」と分かって
いても、現実的には塾の課題を消化することで手一杯になり、
他の教材を行う余裕がない(少ない)受験生が大半です。

そこで、まずは塾の課題の中から「コストパフォーマンス」
の悪い部分を削り、余裕を作ることを目指します。

目安としては、今まで塾の課題に週5時間かかっていたとす
れば、それを3時間~3時間半に減らします。

量の改善には「レベルによる絞り込み」と「内容による絞り
込み」があります。

レベルによる絞り込みというのは、難易度が実力に合わない
(難しすぎる、易しすぎる)課題を削るということです。

難しすぎる課題というのは、その問題を解くのに必要となる
一段階(またはそれ以上)前の知識・内容が定着していない
課題です。

簡単に言えば、基礎が理解できていない状態で応用を行うと
いう感じになります。

そのような課題は、理解するのに時間がかかり、何とか解法
を身につけたとしても、多くは表面的な理解に終わっていて、
本質の部分が理解できていないため、少し形が変われば対応
できなくなります。

時間がかかる割に得られるものが少なく、コストパフォーマ
ンスが悪いのですが、多くの受験生はそういう課題に時間を
かけてしまっているのが実情です。

絞り込みの方法は、解けない問題について、解説を読んでも
理解できないものを「難しすぎる課題」として、一旦飛ばす
というのが良いでしょう。

易しすぎる課題というのは、見た瞬間に解法が(反射的に)
分かる問題が並んでいるのですが、量が多いために、時間と
労力がかかってしまう課題です。

そのような「完全にわかりきっている(と思える)」問題に
ついては、試しに1、2問解いてみて、大丈夫そうであれば
(解けた問題の類題を)飛ばすというのが良いでしょう。

内容による絞り込みというのは、難易度は実力に合っている
けれど、内容的に優先順位が低い課題を削るということです。

課題の優先順位は、その問題のコストパフォーマンス(かか
る時間と得られるもの)によって決まります。

コストパフォーマンスの良い課題というのは、シンプルだが
重要ポイントを含んでいる(得られるものが多い)課題です。

逆にコストパフォーマンスの悪い課題というのは、複雑な割
に重要ポイントが含まれていない(得られるものが少ない)
課題です。

ただこの判別は専門的で、多くの場合、受験生本人や保護者
が行うというのは難しいものです。

レベル・内容の両方による絞り込みが出来れば理想的ですが、
レベルによる絞り込み(特に難しすぎる課題)を実践するだ
けでも、十分な成果が得られます。

1つの方法例ですので、この通りにする必要はないのですが、
よろしければご参考ください。


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