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更新日 2017-08-10 | 作成日 2011-06-01

過去問演習で大切なのは深追いしないこと

6年生の9月になると、多くの受験生は志望校の過去問を解
き始めます。過去問演習において注意すべき点はいくつかあ
りますが、その1つに、難しい問題を「深追い」しないとい
うことが挙げられます。

例えば合格ラインが70点前後の試験で50点を取れたとし
ます。本番での現実的な目標が80点だとすると、必要なの
は残りの50点分を完璧にすることではなく、20点分の捨
てる問題を決めることと、残りの30点分を取るための対策
を考えることです。ところが多くの受験生は残りの50点分
を完璧にすること、つまり「100点を取るための対策」を
行ってしまいます。

「理解していて解ける問題」をA問題、「解説を読めば理解
できる問題」をB問題、「解説を読んでも理解できない問題」
をC問題とすると、「深追い」する受験生は、B問題は解説
を読んで理解した時点で「解けるつもり」になり、C問題を
理解することに時間をかけてしまう傾向があります。その結
果、入試本番ではC問題だけでなくB問題も何問か落とし、
合格ラインに届かない・・・ということが少なくないのです。

一方、「深追い」しない受験生は、C問題は最初から手をつ
けず、B問題を解けるようになることに時間をかけます。具
体的には、その問題を理解した上で類題を解いたり、出題傾
向に合った問題集を選んで行ったりします。その結果、入試
本番ではC問題は捨ててB問題を確実に取り、合格ラインを
上回る可能性が高くなります。

C問題は、時間をかけて解けるようになったとしても、表面
的な解法を覚えるだけで、根本的な内容は理解できていない
ことが多いものです。それでは実際の入試で類題が出ても、
少し形が変われば対応できません。過去問演習の成果は、ど
れだけC問題を(割り切って)捨てられるか・・・にかかっ
ていると言えます。

なお、たとえばC問題が全体の3割以上を占めるような場合
は、現時点での実力が過去問を解くレベルに達していないと
考えられます。そのような場合には、しばらく基礎固めに専
念してから、過去問に再挑戦してみると良いでしょう。


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